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安心感についての考察

昨年からブログの更新がまったくと言っても良い程出来ていなかったのでHPを観に来て下さっている皆様にはつまらない思いをさせてしまい大変恐縮しております。

 

そして、久しぶりに何を書くかと思えば安心感についてだと?

動きの無いHPは不安だったぞ!

そうお叱りを受けても仕方ないですが…

写真は庭と駐車場をつなぐ扉。本文とはあまり関係ないですが。

 

今朝、届け物が届いたのです。

インターホンに映る男性は黒い猫さんの宅配でいつも来てくれる方でした。

「ありがとうございます。」

と受け取りに出てきた私にその方がおっしゃいました。

 

「○○○クビになって郵パックになりました(笑)」

 

(?あ、そういえば服装が少し違うかも?)

「クビって^^;転職されたのですね。」

 

「いや、本当にクビ切られましてん。

あそこ、下請けを全部クビ切ってますねん。」

 

「そ、そうなんですか。。。会社が大変なのかしら。。。でも、なんだかゆうパックの方が堅そうで安心感ありますよね。」

 

そんな言葉が咄嗟に口をついて出ました。

何か気の利いたことを言わなければと条件反射的に思ったのかもしれません。

不意に返事に困るような報告を受けると

いくつになってもどんな経験を積んできても適当な言葉しか出ないものだと

我ながら引き出しの少なさに何とも言えない気持ちになりました。

 

そんな私の言葉に男性は

 

「そうかな?うん。そうかもしれませんね。確かに。確かにそうかも。こっちのほうが堅いかも知れんわな。」

といつもの穏やかな笑顔で言いながら荷物を渡してくださいました。

 

「これからもよろしくお願いします。」

という私に、

 

「ここら辺はずっと回りますので。よろしくお願いします。」

と帰られました。

 

 

堅そうで安心感あるってなんだろう。

机の脚とか、椅子の脚?

何かの土台に使う石?

自分で言いながら言葉にするとなんだか変なの、と思いました。

 

お昼ごろにお店の前を掃除しようと門に出たところ、

田んぼの向こうになんだかぐったりと座り込んでいる高齢のご婦人が視界に入ってきました。

 

5分くらい掃除しながら観察していると

結構、グラグラ揺れながら大きくため息のようなものをついている様子です。

気になる。倒れるのではないかしら。。。

 

大丈夫かな。。

とても気になります。。。

 

座り込んでいる畑の主のおうちの方ではないし、

隣近所の方でもありません。

 

他に人がだれも居ません。

 

車が一台横を通過したけれど見向きもしなかったのはきっと見えてなかったのでしょう。

 

でも、ゆっくり休んでいるだけかもしれないし、

ただ、思いつめたように座りたいだけかもしれないし。

さらに、数分経ちました。

 

なかなか歩き出しません。

あ、オデコに手を当てだした。。。

がっくり下向いちゃった。。。

 

余計なお世話と知りつつもテクテク歩いてその方の傍へ。

 

「こんにちわ。大丈夫ですか?お困りでないですか?」

 

「あ、ありがとう。わざわざ来てくれはったん?すみませんね。ありがとう。

大丈夫。ホンマありがとうね。」

 

そういってへたり込んだまま、手をひらひら振って見せるその方に

 

「大丈夫だったらよいのですけれど、ごめんなさい。突然声かけてしまって。。。

あの、本当に?困っていませんか?」

 

「休んだら大丈夫。ホンマにありがとうね。」

 

そうおっしゃるのでぺこりとお辞儀をして戻ってきました。

 

身体を扱う仕事に携わっているからというわけでなくて

なんだか不安だったからついおせっかいを焼いてしまったのでした。

 

戻って、振り返るとご婦人はゆっくりゆっくり駅のほうへ歩いて行かれました。

 

私が声を掛けなければもしかしたらもう少し休憩してらしたかもしれないのに

変に声を掛けたから動かずにいられなかったのかもしれないと少し後悔しました。

 

あの方は声を掛けられて果たしてこの地域に安心出来たのかしら。

それとも、安心して道端にへたり込むことすら出来ないわとザワザワした心持ちで帰られたのかしら。

 

私はあの方が景色を楽しんでいたり、携帯を触っていたり、歌でも歌っておられたら安心して放っておけたのかしら。

 

安心感ってなんだろう

 

ふと感じた昼下がりでした。

 

でも、宅配の担当者は同じ方だと安心感、あります。

こう見えて結構人見知りなので。

 

本当に落ちのないよもやまなお話で失礼いたしました。

 

 

2020/02/14

 

 

 

author:Chia.H., category:よもやまなおはなし, 18:24
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